若い人は、表題に怪訝な感じを抱かれるかもしれませんが、ハイシニアの私にとっては、身近に迫った問題です。
個人で公開している電子データは、一般にレンタルサーバーに保管されています。
広告が入らない有料の契約では、本人(著者)が死亡後は契約が解除されて、データが消されてしまいます。
ほとんどの場合は、それで問題は起こりませんが、多くの閲覧者の支持を受けて、公開継続する価値がある著作物や評論記述も見受けられます。
私の先輩2人の事例では、死後も公開され続けています。
家族の了解やサーバーの契約更新が必要ですか、以下にその実状を推察します。
[ ケース1 ]
25年前から公開されているHPですが、8年前から投稿や記事の更新がありません。
サーバーが kyoto-inet.or.jp で、無料契約であり、自動更新されています。
価値ある論評ですので、家族の了解が得られているのでしょう。
内容が多岐に亘っていますが、ブログ部分を抜粋して、私が再編集して公開してきました。
「85歳のキャッシュ」で検索してください。
[ ケース2 ]
著者が8か月前に死亡されているブログですが、そのまま現在も公開されています。
2007年から15年間毎日投稿されていました。
カテゴリー区分が無いので、古い記事の読み出しが困難ですが、内容の充実した投稿でしたので、私が一部を再編集して公開してきました。
サーバーが ameblo.jp で、広告入りの無料契約でしたから、更新の手続きが不要です。
家族が了解済みで、今でも多数の閲覧者があるようです。
「独居Q翁つぶやき」で検索してください。
私のHPとブログの場合は、上記の先輩とは異なりまして、「自己の学習成果」を公開してきました。
これは、デジタル化社会に乗り遅れがちな同年配のシニアの皆さんにも参考になるのではないか?・・・と自己判断して、勝手に公開してきました。
この中には「依佐美送信所の設備研究」があって、将来に残したい成果物と思っています。
そこで、具体的な方策を検討した結果で「インターネット図書館」に保存を依頼しました。
これから、「インターネット図書館」の存在を友人と知人に知らせる予定です。
(この記事を読まれている方は、過去のブログ記事を参照してください)
検討した方策は、以下の通りです。
1.有料契約の更新を続ける。(死後は家族に代行を依頼する)
2.文書化して関係者に配布する。(エッセイ集や研究報告書など)
3.電子本として、Kindle などで販売する。(販売価格は自由に設定できます)
今後は、デジタル化社会になるので、個人の著作権保護や死後のデジタルデータの後始末が問題化します。
HPやブログには、多くのケースで個人情報が含まれています。
死後にトラブルが発生して、家族に迷惑が及ぶことがないように対策しましょう。
他方、自分が生きた証として残したいケースでは、データの保存や公開の要否を明確にしておかなければなりません。
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