私の青年時代に「IBM-360」が発表されて、日本の企業に電算機室が設置されるようになりました。
私が勤める会社にも富士通の「FACOM-230」が設置されて、希望者に「FORTRAN言語」の学習会が開催されていました。
新しいものに飛びつく性格の私は、業務に関係ないのに参加しました。
これが、「プログラム言語」に関係するきっかけになりました。
その後、個人でシャープの「MZ-8」(8ビットのクリーン・マイコン)を購入しました。
クリーンですから、起動時に「アセンブラ言語」のフロッピーディスクを読み込ませる必要があり、望む動作をさせるには「アセンブリ言語」でプログラムを入力しないと何もしませんでした。
実に面倒なパソコンでしたが、これでカラーの年賀状を作成しました。
次に、「Mac-SE」を購入しました。
8インチ画面の可愛らしいマイコンで、「C言語」でプログラムします。
当時のmacintoshは、関数がROMに入れてあるので、「インサイドマック」という分厚いデータ集(関数の虎の巻)を開きながらプログラムを作成しました。
この関数は「パスカル言語」で書かれていました。
次に、「JDL社の会計計算もできる高級ワープロ機」を購入しました。
この機械は、「BASIC言語」も使えたので、見積書や在庫管理のアプリを試作しました。
「BASIC言語」はインタプリタですから、部分的に動作確認ができました。
当時の最先端手法で「消防設備の点検報告書を作成する専用機」の展示会に、新宿のカシオ計算機本社まで出かけた思い出があります。
オフコン一式と所定様式が印刷されたスプロケット加工の専用紙とセットで購入すると200万円近くとなるので、購入を諦めました。
そして、「消防設備の点検報告書」をワープロ機で作成することを試みました。
所定仕様に合わせて罫線を引き、固定項目と半角文字に合わせて部分調整をして、カシオ計算機のオフコン出力に相当するフォームを作成しました。
点検報告書の様式が30種類近くあり、合計で50枚ほどになりました。
後は、このフォームに、点検データを入力すれば、報告書の完成です。
毎回の点検結果は、”異常なし”が殆どですから、2回目以降の点検データ入力は簡単でした。
名古屋では、点検報告書の機械化は、多分、私が最初であったと思っています。
マッキントッシュパソコンは高価格であったので、Sony製の「Windows-2000」機を購入しました。
ペンタッチ入力できる機種で、Painterソフトによる「コンピューター絵画」に挑戦しましたが、ギブアップしました。
次に、「Windows-XP」を購入しました。
これで「コンピューターミュージック」に挑戦しましたが、これもギブアップしました。
絵画も音楽も、機械操作だけでは作品となりません。
専門分野の基礎知識を学習することが大変であることに気付きました。
その後は、「Windows-7」⇒「Windows-10」⇒「Chromebook」⇒「Windows-11」とパソコンを買い換えました。
LinuxのOSである「SentOS-6」によるホームページの制作では、必要に迫られて、各種のプログラム言語をかじりました。
振り返りますと、アマチュアとプロの違い、即ち、プログラム言語に対する取り組み方の違いを思い知りました。
プロのプログラマーは、狭く深く学習して、専門特化したアプリケーション作品を作成します。
仕事ですから、新しいプログラム言語を苦労に耐えて学習します。
ところが、アマチュアは、興味本意ですから、習得が困難になるとギブアップします。
IT業界では、アプリケーションの動作に最適なプログラム言語が開発されます。
従って、アプリの領域が増えて、多種類のプログラム言語が発表されました。
要するに、如何にしてアプリ作成の工数を減らすか・・・が使命なのです。
IT関係の企業では、過去のデータ蓄積があるので、プログラム資源を流用出来ます。
アマチュアは、ゼロから出発しなければなりません。
進歩が早く、多様化した現在では、変化に追随できません。
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