高齢者・彦市のブログ

世界最大の長波送信所があった!?

愛知県の刈谷市に、世界最大級の送信所があったのですが、地元住民以外には知られていません。
世界の無線通信が実現したのは、大正時代から昭和初期に、大出力の長波を使って、モールス信号による方式でした。
第1次世界大戦が終わって、日本国が先進国の仲間入りを果たした時期でした。

昭和4年に、日本とヨーロッパ諸国との通信のために「依佐美送信所」が開設されました。
しかし、長波による通信は数年間で終わり、短波通信に代わりました。
その後、使途が変更されて、潜水艦向けの送信所として、戦時中は日本海軍が使用し、戦後はアメリカ海軍が使用していました。
軍事施設のため一般人は入場禁止でしたから、知られていなくて当然です。

現在は、刈谷市の公園「よさみフローラルガーデン」内に「依佐美送信所記念館」を設けて、当時の設備を保存して、一般に無料開放されています。
土日と祝祭日には「ガイドボランティア」による説明があります。

世界的にも、貴重な産業遺産です。

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