ヨーロッパ諸国までの直線距離は約1万 Kmあります。
この間を、地表面に沿って長波の電波を送信しました。
その電波の強さは80KWが必要でした。
大変効率の悪い「逆L型アンテナ」でしたので、アンテナ入力は最低500KWの給電でした。
従って、”500KW送信所”と称されて、世界最大級でした。
「依佐美送信所」では、複雑な方法で高周波を発生させていましたので、送信所では1,000KWの電力を消費していました。
当時としては、大工場並みの電力需要家でした。
当時は、水力発電が主要な電力源でしたから、電力会社に稼働予定を連絡して、矢作川水系の水力発電所をフル稼働する状態でした。
数年後には「短波による無線通信」が実用化されたので、長波による無線通信の時代は短かったです。
従って、世間では知られていないでしょう。
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