ハイシニアからの発信

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スマホの基礎知識-4 無線通信の話(スマホの接続原理)

現在の我が国では、「キャリア」と呼ばれる携帯電話網を展開する4グループが、「スマホ利用者」のシェア拡大で競合しています。
しかし、過疎地域では、地方自治体の協力をえて、共同基地局を運営して、利用者の便宜を計っています。
従って、山間部と離れ小島を除いて、日本全国どこにいても「スマホ通信」が可能です。

大都市では、地下鉄駅構内や地下街にも基地局が配置されており、多数の人が同時に接続できます。

スマホの内臓SIM」に記録された通信条件に従って、対象キャリアの側近の基地局と接続します。
相手からの呼び出しに対しては、キャリアのサーバーに保存されている「自分の現在位置」をカバーする基地局から電波を発信します。

スマホ」は移動体ですから、一定時間ごとに、「自己の位置情報」をキャリアに報告しています。
その方法は、地球上を30個ほどのGPS衛星が等間隔に静止軌道を巡回しています。
電源の入っているスマホ」は、一定時間ごとに、GPS衛星からの電波を受信します。
そして、3~4個の衛星電波を同時受信出来れば、演算回路で自己の位置情報を検出します。
この結果を「スマホの固有番号」と併せて逐次キャリアに「自動発信」しています。

 

1基地局では、同時接続数に制限があります。
従って、ある地域で利用者が集中すると、「接続待ち」やパケットデータの遅延による「通信速度の低下」が生じます。
これは「通信品質の低下」であり、「格安スマホ」では、この現象が発生しやすいです。
何故かと言えば、「格安スマホ業者」は、キャリアの「軒下営業」であり、キャリアとの契約回線数の制限があるからです。
但し、「Y!モバイル」(ソフトバンク系)と「UQモバイル」(KDDI系)に限っては、利用回線数の制限が無いようです。


[参考Webページ]

携帯電話がつながる仕組み。基礎知識から5Gエリア構築の最新事情までをエンジニアに聞いた!
 

幅英雄氏の作品を借用

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