一般に、スマホの通信速度は、「下り」(データを受信する時)は速くて、「上り」(データを送信する時)はかなり遅いです。
これは、多くの人の利用パターンが「データを受信する」場合が圧倒的に多いからです。
従って、利用者の便宜を図った設計をされています。
「キャリアの回線」では、高速で通信速度が一定していますが、「格安スマホの回線」では、時間帯により、かなりの速度低下が生じており、実態を公表したWebページもあります。
通信方式が「4G」とか「5G」と呼ばれますが、「4G」は第4世代の通話方式であり、「5G」は第5世代(発売中のスマホに適用)の通話方式です。
「IoT」と呼ばれる通信インフラの発達を考慮して、「5G」による「高速・高密度通信時代」が到来します。
スマホの利用できる「電波周波数帯」は国際的に割り当てられています。
3G:800 MHz 帯、2.1 GHz 帯、
4G:700 MHz 帯、800 MHz 帯、900 MHz 帯、1.5 GHz 帯、2.1 GHz 帯、、3.5 GHz 帯、、
5G:3.7 GHz 帯、4.5 GHz 帯、28 GHz 帯
利用周波数帯が高い周波数になると、同時利用回線(電波利用密度)が大幅に増加します。
しかし、技術的な難度が上がるので、容易なことではありません。
即ち、通信設備とスマホのハードウェア面の両方で、従来よりも高度な技術を必要とします。
ICモジュールの微細加工技術の進歩で実現しました。
ガラケー用の「3G」電波は、次の期限で停波・サービス終了が発表されています。
KDDI:2022年 3月 31日
ソフトバンク:2024年 1月
NTTドコモ:2026年 3月末
高齢者のスマホ活用に於いては、現在の「4G」仕様で十分満足できると思います。
高価な「5G」スマホに買い替える必要はないでしょう。
[参考Webページ]
スマホの通信速度、最速はどこ? 大手キャリアからMVNOまで11社の通信速度を徹底比較
幅英雄氏の作品を借用
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