ここに記すのは、高齢者の皆さんが、これからスマホを購入される場合の参考にして頂きたい話です。
スマホは発展段階にあります。
今後、さらに高機能で、安価な機種が発売されるでしょう。
だからと言って、それを待っていては、自分が歳をとってしまいます。
「高齢者層」はコンピューターに弱い「アナログ人間」です。
先ずは、「自分が何をしたいか」から出発します。
大手の4通信事業者(キャリア、即ち、全国に通信網を配備しているネットワーク事業者)から選択するのが無難です。
理由は、通信の信頼度が高くてアフターサービスも良いし、最近は高齢者の取り込みを重視しています。
格安スマホ業者が20社ほどありますが、これらの業者は、上記4キャリアの何れかの回線を借用しています。
従って、混雑時の通信速度が低下します。
高齢者が最も必要とする「災害時の通信」では、期待通りに繋がらない可能性があります。
「価格が安い」と言われても、実質的な比較では、キャリアとの格差は月額1,000円程度です。
データ通信(パソコン機能)の利用頻度が少ないと思われる場合は、大手の4キャリアの何れかと契約しましょう。
高齢者は「電話機能」が最も重要です。
しかし、ネット動画(ユーチューブ動画など)を多く観る場合は、「格安スマホ」の回線速度の速い業者を選定すると良いでしょう。
「Y!モバイル」と「UQモバイル」をお勧めします。
その他の格安スマホは、殆どが「ドコモ回線」を使っています。
自分の住む地域では、どの事業者のアンテナが近くにあるかを確かめます。
アンテナが近いと、電波強度が大きいので、ビル影による接続ミスが少なくなるでしょう。
次に、スマホ本体の機種ですが、高齢者向け仕様(例えばらくらくホン)は、初心者に使い易いです。
しかし、メモリー(記憶容量)が少なく、実質的に割高です。
将来、アプリを沢山ダウンロードする計画があれば、一般向け仕様の機種から選ぶと良いでしょう。
最初は、中級品から選定します。
大きさは、自分の手のひらに載せてつかめるサイズが無難です。
大きすぎると落として破損しますし、収納に不便です。
「中古品」市場も充実しています。
若い人のアドバイスを受けて選定すると、格安に入手できるでしょう。
但し、「OSのバージョンが古い」ので、新しいアプリが導入できない事があります。
また、「バッテリーの劣化」が想定されます。
「スマホの耐用年数は5年」と考えてください。
5年経過すると、OSが古くて「最新のアプリには不適合」となったり、バッテリーが劣化します。
このバッテリーの更新価格は¥2,000~\3,000です。
「セキュリティ対策」も重要です。
スマホ本体の紛失、悪質なメール、パスワードの流出などに対する対策です。
しかし、初心者のうちは、何も対策しない方が無難です。
セキュリティ対策には、高度な知識が必要ですし、初心者には価値ある情報が少ないので、狙われる確率は低いでしょう。
[参考WEBサイト]
幅英雄氏の作品を借用
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