高齢者・彦市のブログ

健康寿命の話

最近になって「健康寿命」の単語がよく目につきますね。
皆さんはご存知でしょうか?

日本人は、検査好き、かつ、薬好きであり、 国民皆保険制度と高額療養費制度などで、治療費の負担は少なくて済みます。
一方で、高度な治療法も保険制度の適用対象となって、医師側も積極的に高度治療を進めるので、保険財政が膨張するばかりです。
今や、日本人の総所得額に対する社会保障費の割合が50%近くになろうかとしています。
まさに、「福祉国家」ですが、赤字国債で補填することがいつまで続けられるでしょうか。
いずれ「医療保険制度」の抜本的な見直しを迫られるのではないかと懸念します。

以上の医療環境の為もあって、「人生100年時代」を予測されているのです。


もしも、「医療保険制度」が崩れると「平均寿命」が短くなるので「人生100年時代」は実現島くなるでしょう。

ピンピンコロリ」が「高齢者の理想的ソフトランディング」ですが、現状では「宝くじに当たり確率」と揶揄されています。
死の前には、数年間も病院通いとなるです。

 

さて、本題に入りますと、「健康寿命」の定義は以下の通りです。

。日常生活に制限のない期間 (主指標
。自分が健康であると自覚している期間 (副指標

国民生活基礎調査」から、この2指標のデータを用いて統計的手法(サリバン法)で導き出された数値です。
日本人の現状を推察しますと、男性が73歳、女性が75歳です。


他方で、「平均寿命」を推察では、男性が81歳、女性が88歳です。

この差が「不健康状態の期間」であり、男性が8年間、女性が13年間も病院通いです。

 

これらは統計上の平均的な数値ですから、単純に当てはめることはできませんが、常識として覚えておきましょう。

下図は「令和2年版の厚生労働白書」から引用したものです。

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