高齢者・彦市のブログ

老人ホームに入居するタイミング

私は、夫婦で入居することを前提で計画してきました。

この問題には、標準的な指標や解説が見当たりません。
本人と家族の考え方、財産、生活状況、体調、家族構成など、多くの要素が関係します。

一般には、老人ホームの入居は、単身の老人が対象になっています。

夫婦で入居する事例は少ないようです。

アンケートによれば、大多数の老人は「出来るだけ長く自宅で過ごしたい」意向のようです。
従って、「老人ホーム」に関する情報は、施設の紹介や選択方法についてのものばかりです。
入居者からの投稿は皆無に近いです。
入居後は、その施設の管理下に置かれるので、勝手な行動や自己主張は許されません。
ましてや、別の施設に転居することは不可能です。
そこで、入居するタイミングと決断が重要になります。

私は、標記の件で、現在悩んでいます。
2年前から申し込んでいた施設から、「空き部屋」が出たとの連絡を受けたからです。
夫婦部屋」は少ないので、今回の決断が「最後の機会」となりそうです。
人気の施設は、どこも「空き室待ち」で、申込者が多いからです。
また、入居時の体調が悪いと、施設側の審査で不合格とされることも想定されます。

私は、下記の2つの観点から考察しました。
それは、金銭的な負担増加のデメリットと生活環境改善によるメリットの評定です。


現在は、以下の要点について、妻との意見調整の段階です。

。今後の多額な出費が発生すること。
   単純な比較では、月間で19万円の増加です。
   この内訳は、居住環境の改善分が9万円で、食事と生活支援の人件費分が10万円です。
。一時金が130万円必要となること。
   敷金が70万円、ベッド、洗濯機などの追加品が50万円、引越し関係費が10万円です。
。生活空間が狭くなるので、殆どの家財道具を処分することとなること。

。上記のデメリットに対して、次のメリットがあること。
   
*1.病気と要介護に対する安心感、自然災害に対する安心感、労働負荷の解消、孤立感からの解放が期待できます。
*2.地域環境と人間関係については、現在よりも改善されます。

ここでの金銭的比較には、教養娯楽費とその他の雑費を含んでいませんので、月間10万円程度が必要です。
そこで、夫婦の余命をどのように推定するかにかかっています。
私たちには子供が無いので、財産を残す必要はありません。

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