今回は、更に突っ込んだ具体策について記します。
A。住宅の対策
玄関周りの防犯対策がちゅうしんになります。
1)死角をなくす工夫をしよう
玄関周りの防犯でまず考えるべきなのは死角をなくすということです。
庭木などが視界を遮っている場合は、木を切ることも考えてください。
玄関脇にあまりゴチャゴチャと物を置いておくのも、よくありません。
2)防犯性能に優れた鍵を取り付けよう
玄関の鍵で最もスタンダードなのは、シリンダー式です。
ただ、同じシリンダー式の鍵にもいくつか種類があり、性能が異なります。
また、最近ではテンキー式、ICカード式、指紋認証式、さらにスマホをかざすなどして解錠するような玄関用のロック方式もあります。
3)1ドア2ロックで玄関からの侵入を防ぐ
主錠に加えて補助錠を付けることで、1つのドアに2つの錠を備えることを言います。
ロックが2つあればピッキングなどに要する時間も2倍になり、さらに2つロックがあるのを見ればそれだけで泥棒は嫌がって、諦める確率が高くなると言われます。
4)防犯カメラやセンサーライトの設置も有効です
構造的にどうしても死角ができてしまうような玄関には、防犯カメラやセンサーライトを取り付けるのがおすすめです。
最近の防犯カメラは動く被写体を感知すると自動で録画を開始する、あるいは常時低フレームで録画しておいて動くものを感知するとフレーム数を上げて(高画質で)録画する、といった機能を持つものが増えています。
センサーライトは動くものを感知するとライトが点灯するものです。
ハロゲン灯とLED灯、防雨型、ダミーカメラ付きなど、こちらもさまざまなタイプの製品が存在します。
人が来ると明かりがついてチャイムなどの音で知らせてくれる製品もあります。
B。人為的な対策
B-!。葬儀時の防犯対策
忌中紙・忌中札を玄関に貼らない
貴重品は斎場へ持ち込む
留守を親しい友人などに頼む
B-2。盗聴・盗撮対策
盗聴器や盗撮カメラは身近な日常生活用品の中に設置されることが多く、気付きにくいと言われています。
主な盗聴器として以下のような種類のものがあります。
1.コンセントやテーブルタップに盗聴器を組み込んだもの
2.壁を通して直接会話を盗み聞くコンクリートマイク
3.携帯電話に盗聴器を組み込んだもの
4.電話のモジュラージャック内に盗聴器を仕組んだもの
B-3。押し込み強盗対策
1)在宅時の押し入り対策
*1.訪問者にはモニター付きインターホンやドアスコープで確認し、不審者と思われる場合には、ドアーを開けない。
*2.ドアーを開ける場合でもチェーンをつけた状態で対応する。
*3。宅配便の場合はチェーンをつけた状態で伝票の受け渡しをし、荷物は入口付近に置いてもらう。
*4.宅配ボックスを利用できる場合は、これを活用する。
*5.設備点検などの業者には、事前に連絡があった場合に限り対応する。
*6.一人で対応するのが不安な場合は、病気などの理由をつけて逝ったん断り、再訪時には、家族や大家さんなどに立ち会ってもらう
2)帰宅時の押し入り対策
*7.あとをつけられていないか、周囲に気を配ってから家の敷地に入る。
*8.マンションでは、見知らぬ人と一緒にエレベーターに乗らない。
*9.玄関の前に着いたら、再度不審者はいないか、周囲に変化はないか確認してからカギを取り出す。
*10.部屋の中に誰もいなくても「ただいま」と言って中に入る。
*11.帰宅後はすぐに玄関ドアーのカギをかける。
C。ネット犯罪から自分とパソコンを守る
1。ウィルス対策ソフトを導入し、定期的に更新する。
2。定期的に、使っているOSのアップデート操作を行う。
3。見知らぬソフトをダウンロードしたり、見覚えのない電子メールを開封したりしない。
4。個人情報を入力する場合、必須項目だけを入力し、余計な情報の入力を極力避ける。
5。IDやパスワードは簡単なものにはせず、こまめに変更する。
D。スマートフォンのセキュリティ対策
1。スマートフォンは、単なる電話ではなく「高性能なモバイルコンピューター」です。
2。うっかり有料サイトにアクセスした場合には、「契約承認」前に「切断」操作をすれば、課金されるることはない。
3。SNSを利用する場合には、「いつ・どこで・誰と・何をしているか」が多くの人に知られてしまいます。
4。公共の場で使用するときは、覗き込みなどされないように気を配ります。
E。個人情報保護対策
【ごみ捨て】
個人情報が記載された書類を捨てる時は、「家庭用シュレッダー」を利用したり、黒く塗りつぶすなどすると良いでしょう。
【郵便物】
ポストから郵便物などが盗まれないように、ポストにはカギをつけましょう。
【表札】
表札も立派な個人情報です。女性だと分からないよう、苗字だけにしましょう。
【公共料金の支払い】
コンビニなどで公共料金を支払う場合は不審者が周囲にいないか確認をし、いつも同じコンビニで支払わないようにしましょう。
【スキミング】
ショッピングやATMでクレジットカードやキャッシュカードを利用する際には、スキミングをされないように店員の行動や周囲の様子に注意します。
『スキミング防止カード』の使用をオススメします。
【スマホの紛失対策】
スマホには、自分の個人情報以外に、家族や友達などの個人情報が詰まっています。
置き忘れとスリや盗難に注意しましょう。
遠隔操作でロックできる機能を設定しておきましょう。
【パソコン】
ウィルス対策ソフトを導入し、定期的に更新して常に最新のものにしておきましょう。
他人の操作や盗難に備えて、起動時のパスワード(PINコード)を設定しておきましょう。
F。護身対策
【催涙スプレー】
コンパクト防犯スプレー(催涙ガス)が発売されています。
定価 1,500~4,000程度
【高音量ブザー】
100dBの超高音アラームと豆ライトの点滅によるものが有効です。
定価 2,000円程度
スマホには、「非常用ブザー」機能がある機種があります。
取り扱い方法を承知しておきましょう。
【警備業者との契約】
予算としては、概略月額で1~2万円程かかります。
警備業者と「駆け付けサービス」契約をします。
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