高齢者のスマホでは、「LINE」アプリの利用者が急増しています。
そして、「LINE電話」もよく利用されています。
ところが、通話品質が悪いので、重要な会話には利用しない方が良いでしょう。
その理由を、以下に説明します。
1。「LINE電話」は「パケット通信」方式です。
「パケット」とは、会話を細切れにして、デジタルデータの塊として、順序を付けます。
そして、画像データと同様な伝送路に乗せて送ります。
受信側では、受け取った「パケット」を順序よく組みなおして、音声信号に戻します。
ここで、伝送路の遅れがあると、問題が発生します。
混み合う時間帯や田舎の電波状態が悪い場所では、「パケット信号」の伝送エラーが出て再送信されたり、混み合って「パケット」の一部が遅れたりします。
このため、発信側では連続して発声された会話が、受信側ではとぎれとぎれになったり、言葉が落ちたり、音声が変化したりします。
また、データ通信ですから、データ通信量に対して双方が課金されます。
但し、一般の「音声電話方式」と比べると低額な料金です。
2。「音声電話方式」との使い分けをしましょう。
家族間や友人間の電話であれば、料金の安い「LINE電話」がお得です。
ビジネスや重要な電話では、「音声電話方式」を利用しましょう。
各種の特約で、格安に「音声電話方式」を利用できます。
「LINE電話」の利用は、昼休み時間帯や夕刻の混雑時を避けるようにしましょう。
また、田舎の人との通話では、通話品質の低下が起こりやすいことを承知しておきましょう。
都会から田舎への送信は良好でも、田舎から都会への送信で通話品質の低下が起こりやすいです。
これは、スマホと基地局間の特性ですが、下り速度(受信時)は速いが、上り速度(送信時)が遅いからです。
また、通話時のどちらかがG3電波になっていると、正常に通話できません。
常に、双方ともにG4電波で使いましょう。
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