この標題は、ハイシニアの私にとって最も関心ある問題です。
子供が無い私の場合は、「介護施設または医療施設」が最期の場所となるでしょう。
では、子供のある高齢者は、どの様に考えておられるのでしょうか?
少し古い資料ですが、日本財団による調査結果が公開されています。
2020/11/27~30に実施されたアンケート調査で、67歳から81歳の子を持つ親世代と35歳から59歳で、67歳以上の親を持つ子供世代に対する意識調査でした。
集計されたサンプル数は、親世代が558で、子供世代が484です。
調査結果を要約すると、以下の通りです。
1。人生の最期を迎えたい場所
[親世代] 「自宅」59% 「医療施設」34%
理由は、自宅は「自分らしくいられる」「住み慣れている」、医療施設は「家族に迷惑を掛けたくない」
[子供世代] 「親の家」58% 「医療施設」25%
2。絶対に避けたい場所
[親世代] 「子の家」42% 「介護施設」34%
[子供世代] 「介護施設」45% 「子の家」22%
3。親御さんが「自宅」で迎えることを望んだ場合の問題点
[親世代] 「余命が判らない」49%
[子供世代] 「余命が判らない」46% 「対処方法が判らない」42%
4。親と子供の思いのすれ違い
[親世代] 「家族に負担を掛けたくない」95%
[子供世代] 「積極的に治療して、可能な限り長生きさせたい」49%
5。余生の暮らし方
[親世代] 「自分に与えられた生を精一杯生きたい」そして、「家族や友人を大切にしたい」「安らぎのある暮らしをしたい」
最期は「無理に治療をせず、身体を楽にさせることを優先したい」
予想された常識ですね。