高齢者・彦市のブログ

水素エネルギー社会に向けてー11 (おわりに)

私は、30歳代のころ(50年前)に「水素エネルギー社会」の話を聞いた記憶があります。
当時では、ロケットや飛行機の燃料としての利用であり、クリーンなエネルギー特性が強調されていました。
今回の学習発端は、トヨタ自動車のレーシングカー「カローラ」に採用された「水素エンジン」です。
液体水素」の燃料タンクで、気化させた水素ガスをレシプロエンジンで燃焼させるのですから、数々の難題を解決されての「試作車」でした。
以前から発売されている水素自動車「ミライ」は「燃料電池」ですから、新鮮さは感じなかったのです。

興味本位で、自分のために学習したものですが、高齢者の皆さんにも理解していただけたら、日本の将来に希望が持てるだろうと、勝手な思い込みで記事を作成しました。

 

最後に、私の希望的な予測を記します。

2050年までに、世界中の国が努力して、地球表面の二酸化炭素濃度の増加を止めることが出来たとします。
その時点で、地球表面の二酸化炭素濃度の平均値はどの程度でしょうか。
気象庁の資料によれば、2020年で420ppm であり、2.5ppm/年の割合で直線的に増加してきました。
今後の30年では、上昇カーブが鈍化するにしても、上昇を続けるでしょう。
私の予想では、2050年で450~470ppm の値に達するものと思われます。

 

2050年以降の日本社会では、下記の状況になっているかと思います。

1.光電変換モジュールの効率向上と大量生産効果で、我が国の家庭の30%以上(2,000万世帯程度)に「太陽光発電システム」が普及するでしょう。
2.住宅構造の省エネ化と衣服の改良などで、家庭の「空調機負荷が現状より半減」するでしょう。
3.マイカーは「電気自動車」となり、自家発電の電力を有効に利用するでしょう。
4.商用車の50%程度(300万台)が水素による「燃料電池」となり、水素ステーションは全て「液体水素」方式となるでしょう。
5.全国の主要道路では、深夜に於いては、「貨物自動車の自動運転化」で、物流が変革されるでしょう。
6.水素の燃料電池による「物流無人ドローン」が地域配送に活躍するでしょう。
7.風力や太陽光発電に適した国で「液体水素」が生産されて、我が国は輸入国になるでしょう。
8.石炭資源国(例えばオーストラリア)は低質炭を水素に改質して「液体水素」で輸出するので、我が国は輸入国になるでしょう。
9.気象変動の結果、農地の劣化と作付品種が変化して、「農作物の生産拠点が変化」するでしょう。

10.世界中で「緑化運動」が起こり、我が国も森林資源を保全する気運が高まるでしょう。

以上は、余命少ない私の大胆予測です。
勝手気ままに書いてますから、自己責任で適当にご判断ください。