高齢者・彦市のブログ

SDGsの話ー3 実現する為の課題と矛盾

[ 目標1と2 ]
先進国から開発途上国への経済的援助と農業技術の移転が必要です。
しかし、為政者の考え方の違いが、この取引を拒んでいる事情があります。
また、先進国間の協調体制を築くことも難しいです。
ユニセフでは、「個人の善意」による救済寄付金を集めていますが、効果は微々たるものです。
根本的な解決策は、開発途上国が「産児制限」を強力に実行することでしょう。

 

[ 目標7 ]
直近50年間で、先進国における1人当たりのエネルギー消費量が級数的に増大しています。
国民の生活向上により空調設備や電化製品が充実した結果です。
現在では、化石燃料から自然エネルギーへの転換が叫ばれていますが、コスト高要因により、僅かの転換にすぎません。
今後は、技術開発に望みを託しつつも、政策的に強硬策をとって転換を促進しなければなりません。

 

[ 目標11と12と13 ]
全世界の市民すべてが「生活の意識改革」をして、資源の消費量節減とごみの少ない「ミニマム生活」を心掛けるとともに、衣服や生活用品の「使い捨て思想」を止めるべきです。
先ずは、「SDGsのPR」から始めなければなりません。
先進国では、公共機関からのPRが始まりました。
そして、有名企業では、経営方針で「SDGsの実行」奨励して、社員採用時の会社評価を高めています。

 

[ 目標14と15 ]
既に、海洋資源と森林資源が枯渇に近づいています。
これは、近代の漁業方式の変化や漁獲高規制の不徹底によるものであり、また、森林伐採方式の機械化と耕地面積拡大政策によるものです。
何れも、対象国が限られていますので、国際的な取引策を提示して、現状維持に努めなければなりません。

 

[ 目標全般 ]
先ずは、「世界平和の実現」が最も有効策でしょう。
従来から叫ばれている課題ですが、大国のエゴイズムで実現困難でした。
何時の時代でも、世界のどこかで戦争が起こり、無駄な損失と市民の犠牲を伴っています。
また、兵器や火薬による大気汚染も甚大です。
宗教界の指導者や大物政治家の出現が待たれます。